敗戦国アルノーツは「敵国に聖女を嫁がせる」という条件を突きつけられ、第一王女ソニアを差し出す。しかしソニアは妹の身代わりにされただけの偽聖女で、聖女としての力はなかった!罪悪感にさいなまれたソニアは、敵国王の弟で未来の夫となるシャルルに真実を話し、命と引き換えに国を許してほしいと頼むが、シャルルは「たとえ聖女でなくとも、大切な花嫁を罰するつもりはない」と優しく諭す。その言葉通り、いつまで待っても処刑されることはなく、むしろ妻として扱われ大切にされることになった。身に余る幸せに戸惑うソニアだったが、偽聖女のはずのソニアの登場により、敵国はますます豊かになっていき…?
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